面接における公務員からの転職理由・志望動機(具体例)
前回の予告通り、早く上げることができました。ナマケもちです。
ということで、さっそく面接における公務員からの転職理由・志望動機の具体例を書いていきたいと思います。
ワークライフバランスの見直し
ナマケもちのパターンですね。面接官をしている方の中には、公務員の労働環境をご存じの方も多いです。ですので、ブラ……げふんげふんな環境で働かれている方は、これを転職理由に使うことができます。下手に取り繕った話をして、面接官に疑われるより、率直に伝えてしまいましょう。
ただし、志望先がブラック寄りの場合は、使えない転職理由になるかと思います。もっともワークライフバランスの見直しを転職理由として伝えていれば、エージェントさんはホワイト寄りの企業を紹介してくれるはずです。
専門性・スキルを身に着けるため
公務員からの転職理由あるある➀ですね。
大部分の公務員は、よくも悪くも数年で異動があるため、どうしても専門性は身に着けづらくなってしまいます。公務という幅広い業務に対応するため、スペシャリストよりもゼネラリストが求められる、談合を防ぐ等の理由から、異動は仕方のないこととは思います。しかし結果として、手に職のない、転職しづらい人材になってしまいがちなんですね。
そんなゼネラリストとしてではなく、自身のキャリアを築きたい。そんな前向きな姿勢は、面接官の目にも好ましく映るかもしれません。
しかし、この理由を用いる時に、気を付けるべきポイントが2点あります。

数あるキャリアの中から、どうしてこの業界を選んだのですか?
これは、自身の経験と結びつけると説得力のある志望理由が作れます。
例えば、私は保険業を受けた際は、生活保護業務で利用者の生活に寄り添って、使える制度等を用いて生活の立て直しを手伝うことにやりがいを感じた。これから、FP(ファイナンシャルプランナー)を取得し、より専門的に、生活保護利用者以外にも、多くの方の生活に役立ちたいと志望動機を伝えていました。

専門性・スキルを身に着けたいのなら、どうして公務員になったのですか?
これは、そもそもどうして公務員を志望したのかを説明し、その上でどうして今、御社を志望するのかと話を繋げられると説得力があります。
先程の私の例に繋げると、地元に帰って地元に貢献したいと思い、公務員を志望しました。しかし、公務員の仕事をしているうちに、自分は大きな地元という枠組みではなく、個々人のお客さん、人の役に立てることに喜びを感じると気付いたのです。ですから、お客さんの人生に寄り添える保険業を志望しました。といった形です。
ちなみに、上記の私の理由はまるっきり噓ではないですが、本当でもありません。
取り繕うより率直にと言った上記と矛盾してしまいますが、やはり多少の取り繕いは入ってしまいますね。ただ、まるっきりの嘘はよほど演技がうまい方でないと説得力がないと思いますので、本当の話に装飾する位がいいかと思います。
やりがいを求めて
公務員からの転職理由あるある②ですね。
誤解されそうなので、あらかじめお伝えしたいのですが、公務員の仕事にやりがいがないと言っているのではありません。むしろ、私はとてもやりがいを感じていました。
しかし、公務員は上記した通り異動してしまいます。やりがいを持って働いていても、その仕事に最後まで関われるわけではありません。
また、基本は予算主義で、やることとそれに応じた予算が前年度に決まってしまうため、スピード感を持って新たに事業を行うというのは難しいです。
さらに、公務という性質上、公平性が重要。そうなると、これはやって、それはできないということが難しい。そんなことやあんなことと理由はあるのですが、公務員はやらない理由探しが得意と揶揄されることも多いですよね。
とまあ、これらを理由として、自分で責任をもって事業を立ち上げ、展開し、最後までやり遂げたいという転職理由はあるあるですし、面接官にも好ましく受け取られるかもしれません。
ただ、どの志望理由でもそうですが、どうして御社かと差別化できる説明は添えられるようにしましょう。
まとめと次回予告
以上、「面接における公務員からの転職理由・志望動機(具体例)」でした。どうだったでしょうか?
少しでも公務員からの転職を検討している方の参考になれば、本当に嬉しいです。また公務員以外での転職志望の方も、基本的な考え方は同じかと思うので、見ていただければ幸いです。
このブログを読んでいただいた方というのは、少なからず今の仕事や職場に不満を持っていたり、転職を悩んでいる方かと思います。
そんな皆さんにお伝えしたいのは、そんなあなたが不満を持っている職場よりいい職場は世の中にいっぱいある。そして、今はよりよりよい職場に入りやすい労働市場だということです。
私は、就職氷河期世代です。そんな私が、今回転職活動をして腹立たしかったことがあります。
それは、私達、中間管理職世代が足りないと多くの企業が言っていたことです。当たり前だろう、と私は思いました。そもそも、採用しなかったんだからと。
まあ、これは不景気だったのだからどうしようもない話ではあるのですが、振り回される労働者側としてはたまったものじゃないですね。
ただ、そんな愚痴を言っていても仕方ありません。今が人材不足で、転職志望者にとっては大きなチャンス。自分を高く売れる売り時だということは覚えておいてください。
ただ、実際に公務員からも、それ以外からも転職してうまくいくのか? 条件はどうなるのか?
知りたいこと、不安なことは多くあるかと思います。転職前の私もそうでした。
だからこそ、転職をした私が今どう感じているのか。あの時、ああすればよかったということを、これからも書いていきたいと思います。今の労働環境に悩んでいる方は、ぜひ引き続き読んでいただければ幸いです。
大変長くなってしまいましたが、今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
PS
今回がカロリーの高い内容だったので、次回は私の資産・投資状況等を書くかもしれません。興味があったら、見てみてください。
転職関係だけ見たいという方は、カテゴリー分けをしてありますので、「転職」のカテゴリーをご覧ください。よろしくお願いします。


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