公務員からの転職理由(ナマケもちの場合)

転職

こんばんは。最近は頑張れてるナマケもちです。

前回はカロリーの低い話で一息付けたので、今回は元の話題・公務員からの転職理由に話を戻したいと思います。

ただ、これをお話しするために避けては通れない問題があります。

このブログにおける守秘義務の目安

そう、守秘義務です。多くの業界で多かれ少なかれあることですが、公務員の場合は国家または地方公務員法に定めがあるため、これを破ることは違法行為になってしまうんですね。恐ろしい……。

しかもこの規定、困ったことに対象範囲を明確化してないんですよ。「職務上知りえた秘密」って、都合よくなんでも当てはめられそうな文言しかないんですよね。なんだそりゃって言う。

ただ何も話さないで、私の転職理由を説明することはできません。それに公務員の在り方に不満を抱いて転職した身としては、ある程度、書きたい気持ちもあります。そもそもこの守秘義務が、現状悪い方向に働いて、公務員の処遇改善が……とこれは言い出したら話が進まなそうですので脇に置きまして。

ここで「このブログにおける守秘義務の目安」を定めたいと思います!

➀法律や通知、その他、公表されていることは、遠慮なく書きます。

②一般的に知られていること、わかることも書きます。

③プライバシー他、問題がありそうなものは当然書かない、触れない、濁します。

これ位であれば、元公務員でnote等で書いている人も多くいらっしゃるので、いいかと思います。

この問題は、このブログを続けていく上でもネックになりそうな部分ですので、今後このルールに従って書いていくということで、ご承知おきください。

公務員だった私の転職理由

さて、前提を終えまして、私の転職理由です。

これは本当に様々にあるんですが、箇条書きにしますと以下のとおりです。

➀ワークライフバランス

②金銭的な面での将来の不安

③②に関連しますが、副業等の自由度の低さ

④その他諸々

ワークライフバランス

え? 公務員なんだから、ワークライフバランスいいでしょ? 何言ってるの?

こんな声が、そこら中から投げられそうです。でも、これって職場による部分は大きいんですが、案外そうでもないんですよね。少なくとも私は転職で、大いに改善しました

これは上記の守秘義務の関係で、書ける部分、書けない部分がありますが、ここで書くと止まらないので、機会があればまた別の機会にでも書きたい気がします。

話を戻しますと、公務員を辞める前、ナマケもちは生活保護のSV(スーパーバイザー)をしていました。皆さん、ピンときましたよね? 生活保護と言えば、公務員のブラック職場筆頭ですね。まあ、業務内容自体は、サービス業が好きな私向きではあったんですが。

なにはともあれ、お上が世間様で強制労働省呼ばわりされてる仕事の末端。そのブラックさは推して知るべしです。その職場における子育て世帯・同僚の働き方を見て、結婚予定のナマケもちは考えます。ここで、子育てできる? というか、したい?

結論としてしたくなかったので、転職に走ったわけですね。

金銭的な面での将来の不安

これまた、公務員なんだから金銭の不安なんかないでしょ? と聞こえてきそうです。

でも、これも会社としての不安と、個人の不安、両方あったんですよね。

まず、会社としての不安です。

皆さん、ご存じの通り、日本は借金が千兆円以上あるんですね。これは経済学的には実は問題ないなんて話もあるみたいですが、借金は借金。怖いですよね。事実、ギリシャでは財政危機が起きてますし。

国レベルでもそうなのに、市町村レベルなら尚更です。夕張市の財政再生団体は有名ですが、その手前の財政健全化団体になった事例も10以上ありますし、そこまでいかなくても職員の給与カットの話は全国単位で見れば、割と散見されます。直近で太田市が市庁舎建て替え費用のための給与カット、昨年も笠岡市等で財政難のための給与カット報道がありました。

財政が成り立たない以上仕方ない話ではあるんですが、やられる方からしたら堪らないですよね? だって仕事は変わらないどころか、人件費を圧縮して人出が減るから一人当たりの仕事は増えるかもしれないし、残業代も削られるのに、基本給も下がるんですよ?

で、私の職場は、私の見立てでは、近い将来、そうなる未来がありえました。となれば、その前に職場を変えようと考えるのは理解していただけると思います。

次に、個人の不安です。

これは結婚に当たって、結婚式・新婚旅行・引っ越し等の大きな出費が重なりました。

また、奥さんが割と離れた所の方だったので、退職して私の方に来ていただくことになってました。当面は公務員の1馬力になる未来が待ってたんですね。正直、公務員の給与は田舎の中では悪くない方かと思いますが、決して高いというわけではありません。公務員1馬力のある先輩は、お金がないので趣味はコンビニの立ち読み。なぜならお金がかからないからと、涙が止まらないお話を聞かせていただいていました。

副業等の自由度の低さ

さて、上記の話のため、もっと稼ぎたいとナマケもちは思いました。

でも皆さんご存じの通り、公務員は基本的に副業ができないんですね。

投資や農業、他法と関係するため職場に届け出をして認められた副業(表現の自由に係る執筆業等)等のごく一部は認められます。しかし、普通の副業はもちろん、私が今チャレンジしているブログ等のアフィリエイト、クラウドワークス等による在宅ワーク、ウーバーイーツ等、手を出しやすい副業の大多数が禁じられます。

これは公務という職務の性質を鑑みれば理解できなくもありませんが、ナマケもちのように収入を増やしたい人間からすれば詰みに近い状況です。

その他諸々

その他にも、ふま……転職理由を書き始めれば、次から次へと出てしまいます。

例えば、働いてても働いてなくても給与はそんなに変わらない、年功序列で自分より仕事してない人の方がはるかに給与が高いとか。

働き方改革とか言ってる公務員こそ、働き方改革されていない、守られていない。労働基準法の対象にならない範囲があって、労働基準監督署の相談範囲に入っていないとか。

労働者を守るはずの厚生労働省が、終電に間に合わない職員のために巡回バスで帰れるようにしましたと誇らしげに朝のニュースで発表していたのを見た時は、思わず笑ってしまいました。36協定とか言ってる大本が、それを守ってないことを声高に喧伝してたんですから笑 まあ、一時的とかいくらでも言い逃れるんでしょうが。

似たようなことでは、上記の通り、働き方改革で労働形態の多様性とか謳いながら、それを言っている公務側は副業を認めてないですとか。まあ、これは認める向きも出始めているみたいですが、少なくとも上場企業レベルに認められることは当面ないでしょう。

他にも相談窓口が労働基準監督署じゃなく、自分の職場の総務部ってなんの冗談? とか、そんな状況なのに公務員いいわねーて10年以上前の感覚でいる人達に見られるとかetcetc。

キリがないので終わりにしますが、転職理由はこのようにいくらでも出ます笑

ただ最後に公務員側のフォローとして、福利厚生とか、公務員共済最強とか、定期異動があるから仕事・人間関係諸々リセット可能とか様々にメリットもあることも付け加えておきます。

終わりと次回予告

さておき、以上が私の転職理由になります。愚痴のような部分もあり申し訳ありませんが、少なくともどうして公務員から転職したのか理解はしていただけたのではないかと思います。

また、同じく公務員の方には頷いていただける部分も多いかと思いますし、そんな人達の息抜きに少しでもなれれば嬉しいです。また、公務員を目指していたり、単純に公務員職場の現状を知りたいという方がいましたら、少しでも知っていただけると嬉しいです。

次回は、こんな私が面接で公務員からの転職理由をどのように話したのか書いていきたいと思います。転職には役立つ部分もあるかもしれないので、今の仕事に悩んでいる方等はよければご覧ください。

……ChatGPTさんが本当に凄いので、もしかしたら息抜きがてら紹介回を挟むかもしれませんが、その場合はご容赦ください笑

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